「オーディオインターフェースってなんのためにあるの?」
DTM初心者ならばこんな疑問にぶつかる人も少なくないんじゃないでしょうか?
かく言う僕もかつてはそうでした。
これを読めばオーディオインターフェースがいかにDTM環境を構築する上で必要な機材かが分かるようになるのでサクッと解決してみてください。
【Q&A】DTMでオーディオインターフェースはなぜ必要なのか?
複数の機材をつなぐ仲介役
オーディオインターフェースはパソコンや楽器、スピーカー、ヘッドホンなど複数の機材をつなぐ機材です。
言ってみれば「仲介役」みたいな感じでしょうか。
オーディオインターフェースがないと、DTMのために機材を買ってもこれらをつなぐことができないので、
楽器を録音できなかったり、モニタースピーカーから音が出ない、と言ったことが起こります。
高音質の録音と再生
オーディオインターフェースは内部で楽器やマイクからの音声を高品質なデジタル信号に変換します。
これにより、DTMにおいて楽器の音色や声を綺麗に録音・再生することが可能になります。
どれだけ高音質かはそのオーディオインターフェースのスペックによるので、音質にこだわりたい人は買う際にチェックしておきましょう。
値段がいいモノほど当然スペックはよくなりますが、最近は一万円以下でもDTMを始めるには問題ないモノが発売されています。いい時代になりましたね。
音の遅延(レイテンシー)を防ぐ
よくDTMをしているとよくあるトラブルが音の遅延(レイテンシー)。
オーディオインターフェースは音声信号をデジタル信号に高速に変換する役割を果たします。これにより、音声の入力と出力がほぼ同時に行われ、遅延が最小限に抑えられます。
しかしオーディオインターフェースがない場合、音声信号の変換はPC内蔵のサウンドカードに依存します。
PCのサウンドカードは一般的にオーディオインターフェースほど高速には動作せず、結果としてレイテンシーが発生しやすいんです。
レイテンシーが発生すると音が遅れて聞こえるため、リアルタイムでの演奏や録音が困難になってしまいます。
例えばMIDIキーボードを使って音源を演奏&録音しようと思っていざ鍵盤を押しても、音が遅れてしまって演奏しづらい現象が起こります。
楽器を演奏する人は特にレイテンシーは気をつけたいところですね。
DTMを打ち込みだけで完結する場合はオーディオインターフェースは必ずしも必要ではない
ここまで説明してきましたが、実は楽器を弾いて録音する予定がなく、打ち込みだけでDTMをやる場合はオーディオインターフェースは必ずしも必要ではありません。
その場合は上の画像のようなセッティングになるかと思います。
一応はPCと楽器、モニタースピーカーはオーディオインターフェースがなくても直接接続することができるんです。
その場合は適切なケーブルやアダプター、必要に応じて外部アンプを用意する必要がありますね。
しかし、この方法は欠点があって、PCの内蔵サウンドカードは一般的にオーディオインターフェースほど高性能ではないため、音質が劣る可能性があります。
また、複数の楽器を同時に録音することは難しく、レイテンシーが発生しやすいです。
やっぱり、ないよりはあったほうがいい
です。
オーディオインターフェースを使用することで音質の向上やレイテンシーの低減などのメリットが得られるので、
やはりどんな人であってもオーディオインターフェースはあった方がいいと思います。
いくつかの機材に関しては、PCに直接つなごうとすると別途ケーブルやアダプターを購入しなければいけないし、どっちにしろ費用がかかりますよね。
あまりオーディオインターフェースなしでDTMをやってる人は見かけないので、やはり買っておくべきでしょう。
最近はコスパで高品質なオーディオインターフェースも販売されているので、よかったらチェックしてみてください。
【予算1万円以下】DTM初心者におすすめなオーディオインターフェース3選
おわりに:オーディオインターフェースはDTMにほぼ必要不可欠
いかがでしたでしょうか?
まとめるとオーディオインターフェースの仕組みは音声信号を高品質なデジタル信号に高速に変換することで、楽器などの録音を快適にしたり、レイテンシーを防ぐ役割があります。
DTMにおける仲介役みたいな感じで、音楽制作に必要不可欠な機材と言えるでしょう。
ただし、打ち込みだけの作曲や音質にこだわらない場合は、オーディオインターフェースは必ずしも必要ではなく、なしでDTMをしようと思えばできます。
とは言え、楽器の音色や声を綺麗に録音・再生したい場合や、複数の楽器を同時に録音したい場合などは、オーディオインターフェースを買った方が快適になるでしょう。
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