「コンデンサーマイクとダイナミックマイクの違いって何?」
DTMでマイクを買おうと思っている人はこんな疑問を持つかもしれません。
仕組みの違いとしては、ダイナミックマイクは音の振動を物理的に電気信号に変換するもので、コンデンサーマイクは音の振動を電圧の変化に変換します。
まあそれだけでは何のことか分からないですよね。
この記事では両者でどんな特徴の違いがあるのかとか、どういう用途に向いているのかとか
実際使う上で気になることをこれからまとめたいと思います!
コンデンサーマイクとダイナミックマイクの違いとは?
二つの違いについては、大まかには以下。
・コンデンサーマイク:電源が必要、振動や湿気に弱い、感度が高い
コンデンサーマイクとダイナミックマイクの違い~おすすめマイク【今さら聞けない用語シリーズ】より引用
・ダイナミックマイク:電源不必要、丈夫で湿度に強い、感度が低い
これらの違いを理解することで、目的に応じて最適なマイクを選ぶことができます。
コンデンサーマイクは細かい音を拾うのが得意で録音向き
コンデンサーマイクは音に対する感度が高く、録音に向いています。
なのでDTMでの音楽制作ではコンデンサーマイクを使用することが多いですね。
しかし振動や湿気など外部の刺激には弱く、ダイナミックマイクに比べてデリケートです。
ダイナミックマイクは頑丈なのでライブ向き
一方、ダイナミックマイクは頑丈なつくりでライブでの使用に向いています。
ライブハウスでの歌唱や講演会などではこのダイナミックマイクが使用されることが多いです。
ちなみにカラオケで使うマイクもこのダイナミックマイクと呼ばれるものです。知ってました?
しかし、コンデンサーマイクに比べ感度は低いのでレコーディングにはあまり向いていません。
音楽制作のためにコンデンサーマイクを導入するならファンタム電源が必要
コンデンサーマイクは音楽制作で使用する多くの場合で「ファンタム電源」が必要になります。
必要な電圧は「48V」が一般的と言われています。
ファンタム電源とは、コンデンサーマイクに必要な電源供給を行う仕組み・装置のことを指します。 ミキサー等の機材・装置から、XLR端子(マイク入力)の2番/3番に「+48V」の電圧をかけることで、コンデンサーマイクを駆動させることができます。
あくまで+48Vが基準ですが、+24V、+15V等の低い電圧をかけるタイプのミキサーや電源装置も存在します。
ダイナミックマイクにファンタム電源がかかっても大丈夫か?より引用
音楽制作のために「ファンタム電源そのもの」を買う必要はなく、ミキサーやマイクプリアンプ、オーディオインターフェースにファンタム電源が備わっているので、これを買えば大丈夫です。
DTMならオーディオインターフェースを購入することが多いと思いますが、マイクをこれに挿せばOK。
また、ファンタム電源の端子は「XLR端子」と呼ばれ、別途ケーブルを購入するようにしましょう。
電源不要!最近はUSB接続のコンデンサーマイクもある
少し補足。
近年ではUSB接続で使用できるコンデンサーマイクも増えてきています。
パソコンに直接接続できるので、ファンタム電源を使用することなくマイクを使うことができます。
DTMでも使えなくはないですが音楽制作をする場合、ファンタム電源を使用するタイプの方が音質もよくなるので一般的です。
ただ、ライブ配信やゲーム実況であれば音質はそこまで気にしないと思うので、USBコンデンサーマイクでも十分でしょう。
おわりに:2つの違いは繊細な人と大雑把な人みたいな感じ
いかがでしたか?
個人的に2つの違いを人で例えるなら、コンデンサーマイクは細かいことを気にするタイプで、
ダイナミックマイクは細かいことは気にしないタイプというイメージを持つと分かりやすいかもしれません。
内向的人間と外向的人間みたいな感じ。
DTMなど音楽制作では細かい音を拾うのが得意なコンデンサーマイクがよく使われ、
人前でのライブなどでは丈夫なダイナミックマイクがよく使われると覚えておきましょう!
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