音圧アップのためのDTMミキシング入門講座！ってどんな本？という方に向けてレビューしていきます。
この本はもう何年も前からミックス初心者向けの書籍としておすすめされていることでも有名です。
かなり丁寧に解説しましたのでわりと本気で購入を考えている人は要チェック！
この本を買ったきっかけ
この本は僕がDTMで作曲をし始めた頃に買いましたね。
ミックスに関する本で初心者向けのおすすめないかな～と調べると入門書としてこの本が紹介されていました。
見た限り多くのサイトでオススメに挙がっていたし、Amazonレビューでも好評だったのでとりあえず買っとくか～みたいな感じで買った気がします。
買った結果、自分のミキシングにとてもいい影響を与えた本になったのでよかった。レビュー楽しみにしていてください。
著者のプロフィール
著者は石田ごうきという方。音楽家の教育業をメインに活動されているそうです。ちなみに本書はこの方の音楽セミナーを書籍化されたものでもあります。
音楽教育業専門プロデューサー。作詞・作曲・編曲家、音楽講師。シマムラ楽器小倉店販売員、ラジオ局音響および企画営業を経て、音源制作業・音楽レッスン業で北九州市にて２００８年独立。上京後、２０１１年より音楽家の独立支援事業を開始。現在は、次世代を生きる音楽家が「その人ならではの音楽教育業」を高収益ビジネスとして立ち上げるためのプロデュース事業を中心に活躍中。アイオーミュージック株式会社および株式会社アイオーエンターテイメント代表取締役
本書より引用
本の概要
音圧アップのためのミキシングに必要な基本的な流れを手順に沿って解説されています。特に音量調整、EQ・コンプのかけ方に焦点を絞って解説されているのも特徴。図解が多く親しみやすい文章で書かれています。
またCD付きで、教材曲のオーディオデータを使って実際に音を聞きながらチェックもできます。
ここが読みどころ！この本のおすすめポイント！
ここからは個人的に読んで特におすすめできる点を3つ、紹介したいと思います。
- 圧倒的な図解力
- 読みやすい文章
- 実践しながらミックスが身につく
圧倒的な図解力
本書は図がかなり多いのが特徴。感覚的でとても分かりやすかったです。
この「感覚的」というのがいいと思いました。例えばあなたがある事について何も知識がない人だとしましょう。論理だけで説明されてもいまいちピンと来なかったりしませんか？
また、文章ばっかりで読む気が失せるということもなかったですね。
読むのが苦手で書籍を敬遠している人にもおすすめしたいです。
読みやすい文章
堅苦しくなく、内容がスッと入っていきやすかったです。
また専門書にありがちな難解な専門用語が唐突に出てきたりすることもないので、途中で混乱することもない。
あたかもマンツーマンでレッスンを受けているようなキャッチーな語り口なのが面白いです。
実践しながらミックスが身につく
本書にはなんとCDもついていて、お手本となる教材曲とそのパラデータが収録されています。
そのオーディオデータをDAWに取り込んで実際に自分で解説通りにミックスしながら読み進めることができます。
読んだだけではミックスって上手くならないんですよね。実践を通してミックスを身につけれるのも本書の素晴らしい点だと思います。
ここが微妙！この本のよくなかったところ
正直言うとないです。笑
ミックスに必要な最低限の知識がきれいにまとめられていて、読んだ当時を振り返ってもこれという欠点が見当たりませんでした。
あえて言うなら、ある程度ミックスを知っている人が読むと物足りなく感じるかも。そういう人はもう少しワンランク上の本がおすすめ。本書でも紹介されていました。
この本はあくまでミックス未経験者のための入門書という感じな気がしますね。
読んだ後の自分の変化について
僕はこの本が自分のミキシングのルーツになっていると言っても過言ではないくらい役に立ちました。
自分がミックス初心者の頃は本当にお世話になりましたし、今でも思い出すために読み返すことがあります。
この本を参考にオリジナル曲をミックスした後、マスタリングできれいに音圧が上がったときはめちゃくちゃ感動しました。
この本で勉強した後はネットで調べたりして独学しているのですが、これを読んだからこそレベルアップに一役買っている気がします。
おわりに：どんな人におすすめできる？
- 本書はこんな人におすすめ
- ・今までミックスをやったことがない初心者で、何か一冊欲しい人
・難解な専門書ではなく、とっつきやすい入門書が欲しい人
・ミックスの基礎を学びたい人
本書からはとにかく初心者を挫折させない！という想いがひしひしと伝わってきました。
ミックスの基礎知識をサクッと学びたい人には無難な良書と言えるでしょう。全部当てはまったらまず買って損はしないハズ。
ネットで独学もいいけど全く知識がない状態だと情報を精査することができません。今ではいろんな情報であふれているので何が正しいかが分からないということに陥ってしまう。
そんな中、この本ではじめに基礎固めをするのはいかがでしょうか。
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