DTMで『作りながら覚える3日で作曲入門』を読んだ感想。初めてオリジナル曲を作るきっかけになった一冊【2.0向けにもレビュー】

「作りながら覚える3日で作曲入門ってどうなん?」

今更ながら、DTM作曲の入門バイブル(と勝手に思っています)「作りながら覚える3日で作曲入門」を自分なりにレビューしていきます。

この本は僕にとって人生で初めてオリジナル曲を作るきっかけになったので、かなり思い入れがあります。

当時DTM初心者だった時に読んでどう思ったかを素直に書いていきたいと思っています。

購入を考えている方は是非参考にしてみてください。

現在は改訂版の「作りながら覚える 3日で作曲入門2.0」となっています。内容はほとんど変わっていないので、そのままレビューを読んでいただければと思います!

目次

購入したきっかけ

作曲始めたいと思ったときにとりあえず何か本買った方がいいかな~と思って購入したのがこの本でした。

ネットで調べたときに色んなところでオススメされていたんですよね。当時、Amazonのレビューでもベストセラーになってた覚えがあります。

今振り返ってもこの本で初めに勉強しといてよかったなと思っています。

個人的によかった点

手を動かしながら作曲を学んでいくスタイル

この本は音楽理論の解説はほどほどに、実際にDTMで打ち込みながら作曲を学んでいくという内容になっています。

この本では、理論は飛ばして、

1、まずお手本を真似しながらフリーソフトに打ち込む
2、簡単な説明を読みながら、3日間でまず1曲作ってしまう
3、実際に曲を作ったあとに、理屈を解説

という従来とは逆のアプローチをとっています。

書籍の「はじめに」より抜粋

この本はそういったスタイルの本で、実戦形式で作曲を学んでいくという内容になっています。

具体的には、3日間かけてドラムやベース、コード、メロディをお手本に沿って打ち込みながら学んでいきます。

DTMの作曲で各楽器の打ち込み方が分からないという初心者の人は多いんじゃないでしょうか。僕がそうでしたね。

それを一曲作り上げるところまで解説されていて、「楽器の重ね方」とか「曲の組み立て方」がよく分かったのが良かったです。

作曲経験0でも理解しきれるレベル感がいい

この本はあくまでDTM初心者向けなので、高度な打ち込みテクニック、一歩踏み込んだ音楽理論、ミックスやマスタリングまでは触れられていません。

全てを網羅している本格的なDTM作曲本ではないのですが、逆にそこがいいと思いました。

あまり内容を盛り込みすぎず、作曲初心者でも複雑で混乱しないボリューム感だと思います。

また、文章は学生でも難しいと感じないような雰囲気がいいです。

・かみ砕いた丁寧な文章
・図が多い

それと、図もふんだんに使われているので、一つ一つが分かりやすい解説になっています。

当時の僕は読んでると、「作曲ってなんか簡単なんじゃね?」って思わされましたね。笑

なんか作曲に対するハードルを下げてくれるような優しさがあっていいなと思いました。

自然と自分にもできそう!と思えてくるんですよね。

また、専門的な音楽の用語が突然出てきたりすることもなく、やさしい解説でフォローしてくれるので安心できます。

作曲ソフトがなくてもOK!

本書に収録の「Domino」

この本は付属の参考音源を聞いてDTMで打ち込みながら内容を進めていくことになります。

今DAWを持ってないんだけど…」という人も大丈夫。

本書には無料のDAWが付属してきます。

Domino(Windows対応)という作曲ソフトが付属しているので、これで打ち込みすることができます。

※現在は改訂版の「作りながら覚える 3日で作曲入門2.0」となっており、DTMで人気DAWとして知られている「Studio One」に変更されています。

無料なのに優秀すぎとして知られる「Studio One Prime」

またMacの人向けに、GarageBandのインストールと使い方まで解説されています。ガレバンで打ち込みたい人にはかなり親切なのではないでしょうか。

あの有名なDAWになってて少しびっくりしました…。

DTMって作曲のやり方が分からない以前に、作曲ソフトの使い方で挫折する人も多いので、DAWが付属するのはかなり安心できるのはないでしょうか。

しかも、DAWのインストールから基本的な使い方までもが本の中で解説されているので、ほんとに経験がなくても大丈夫です。

また、Studio OneでDTMを始めようと思っている人はDAWの使い方になれることもでき、スムーズにDTMを始めることもできますね。

taka

ちなみに僕は既にCubaseを持ってたので、それで打ち込んでました!

本の中身を少しだけお見せします

本の中身をチラ見せ。

中の雰囲気を少しでも感じてもらえればと思って載せました!

始まりの1ページ。敷居の低い感じがいい。
DTMの打ち込み方も図解で安心
コード進行の解説
音楽理論の解説は丁寧に

この本を買う上で気をつけた方がいい点

あくまで入門書

プロのような曲がつくれるようになるレベルの本ではなく、あくまでDTM入門的な内容になってます。

いきなりすごい曲が作れるようになるか!というと正直、その人次第だと思いますねー。

ただ、作曲入門としてこの本から始めるのはめちゃくちゃアリです!曲作りの基本はこの一冊で一通り学ぶことができるので、

この本からステップアップしていくのであれば、絶対おすすめできると思いました。

とにかくDTM初心者を挫折させないことをテーマに書かれているので、その辺はかなり安心できるはずです。

この本を読んだ後…初オリジナル曲を作りました!

この本を読んだ後にはじめて作ったオリジナル曲がこちら。Cubase付属の無料音源だけで作りました。

この曲はこちらからダウンロードできます

本の中で紹介されてた王道進行のループで作りましたね。懐かしい。初めてでも割といい感じの曲が作れたので満足です。

クオリティは置いといて、こんな感じの曲なら作れるようになる…はず!

とりあえずオリジナル曲を自分でも作れて、この一冊を通して純粋に作曲の楽しさを味わうことができたと思っています。「自分にもできる!」という自信にもなりました。

元々僕はギターを趣味で弾いているだけでしたが、この本きっかけで作曲デビューしてしまいました。

おわりに:徹底的に初心者目線で書かれたDTM作曲本

2024年7月現在の初版の評判

この本がおすすめなのは、

・作曲してみたいけど、何から始めたらいいか分からない人
・音楽理論を学んだけど、その知識でどうやって作曲したらいいか分からない人

・頭で考えるよりも、まず手を動かしたいタイプの人
・実践形式の作曲本を探している
・DTM初心者で入門の一冊を探している
・シンプルに作曲のやり方が分からない…

個人的に、この中からいくつか当てはまる人はおすすめできると思っています。かつて僕もDTM初心者だったので痛感するところです。

無料のDAWも付属し、この一冊で完全初心者からマルっとDTMができるようになるので、

「こんなに初心者に寄り添った作曲本は他にあるのか?」という気はしましたね。

↓現在は改訂版が出ていますので、こちらを買うのがいいと思います!

※改訂版での主な変更点

・付属のDTMソフトが変更「Domino」⇒「Studio One Prime」(Win/Mac両方に対応)
・お手本のサンプル楽曲が10曲から12曲へボリュームアップ
・インターネット経由で音源の試聴、DTMソフトのダウンロードが可能

有名なDTMソフトが付属するようになってるので是非、改訂版の方を選ぶようにしてください。

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この記事を書いた人

メタル、ラウド、メロコア好きな趣味ギタリスト。ギターとか機材、DTMのことについて語ってます!

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